Camino day 10
Viana to Narravate
今日は足が痛すぎて、カミーノやめたくなりましたw
大都市ログーニョを通過。
なんでこんな辛い思いをしながら、歩かないと、いけないのか…
とりあえずみんなで美味しい夕飯を食べる為に…置いていかれないように…
てけてけ…
てけてけ…
町、まだですかね??w
友達が一緒に予約してくれたから、ベッドがなくなる心配はないんだけども、とりま疲れた。
はいはい、きれいきれい!w
それより、はやく、宿!!w
ねぇ、ガイドブックの嘘つき…
宿、まだかね…
足が限界を叫んでます。
もう嫌いだわ。こんなのやってらんないわ…と思いながらも汗べとべと状態で、なんとか町にたどり着く。
こんな姿、絶対彼氏や友達に見られたくないw
やっと思いで、みんなと待ち合わせしていた宿に。場所がわかりにくくて、思わず笑った。
へいへい♪お疲れちゃーん♪と声をかけてきたスペイン人オーナーへの第一声、
「とりまコーラある?w」
この旅に出て、気付いた。
どれだけコーラを愛してるか…。
シャワー浴びて、洗濯機に洋服突っ込んで…
この為に歩いてたよ…
ドイツ人が2人いたので、みんなでドイツ対ウクライナのフットボール試合を見に行くことに。
レモンビールが美味しくて…
帰る頃にはベロベロになっていた私は、11時なのにまだちょっと明るい道路の真ん中で
「ねぇ、わたしのアルベルゲどこ?てか、ここどこ〜〜w」と手をパタパタ鳥のように羽ばたかせながら、クルクルと円を描いて回っていた。
どんだけ酒弱いんだよとみんなに笑われながら、眠りにつきました。
ちゃお!
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Camino day 9
Los Arcos to Viana
朝、5時。
みんなが起きはじめる。
目が覚める。
私も起きなくちゃ。でも、疑問…その1。
なんで?w
答えは、暑さの中を歩かないようにするためである。
うーん、どうしようかなぁとうとうと考えていたら、6時半。
すると、ここで神の声が。
今から2時間寝て、2時間灼熱の中を歩くのと、
今すぐ起きて歩き始めるか…
即決で、2時間寝ますwww
そして、案の定…
起きたら9時前、誰もいないwww
むしろ宿の清掃が始まっているwやばたんw
あわてて宿をでる。
道の前後、誰もいない。
音楽ガンガンで、自分の声は聞こえないけど、思いっきり歌って歩く。
なにこれ、楽しいw
ただ、ひたすら、歩く。
誰もいない。
道あってるのか?w
合っているらしい。よかった。
ただ、歩く。
暑くなってくる。
足の痛みと疲労困憊でブリトニーのwork bitch がwalk bitch に聴こえてきて、
東京にいたらwork bitch 、カミーノではwalk bitch で、歌詞になかなか共感できるw
まさにwwwって感じ。
Britney Spears - Work B**ch - YouTube
そんなこんなで、やっぱり歩くのが速いわたしは3時間くらい歩くと、わりと追いつくw
ネコたん…
かわええ…
街をいくつも通って
印を探し求めてときには迷い、
歩いて
歩いて…
街に着く。
みんながいるー!
テンション上がる。
ゴシック教会いいね〜
説明見る前に、ゴシックかロマネスクか建築様式を考えて当てるの楽しいw
美味しいチキンを食べて…
そしてここで出されたプリンが、今までで食べたプリンで一番美味しかったw
見た目普通すぎて写真すらとらなかったけど。
とろっとろで、シナモンたっぷりで!!
さいこう!
なんか店のおっちゃんに飲んでみろってスコッチまで渡されるwww
なにこれ、美味しいwww
スコッチはあまり好きじゃなかったけど、 これはかなり好き!!w
もう、べろべろです。
宿に戻って、寝るとします。
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Camino day 8
Estella to Los Arcos
朝置きて、支度しながらふと思う。
今日は1人で歩きたい。
ケリーのことはとっても好きだけど、正直、ずっと話してると疲れるのだ。
たまにイラっとしてしまって、詰めたくなるときもあるけど、歳下だし、まぁ我慢している。
たとえば、アメリカ最高、うちらアメリカ人だから的なこといってるけど、所詮アリゾナだろ?ってちょっと思ってしまう。私からしたらそこはもうほぼメキシコなんだがw
アメリカ至上主義は結構だけど、あんたはそのアメリカに何をどんだけ貢献してるんだよって…話してて突っ込みたくなっちゃうのよね。この田舎ニート暮らしが!ってw
大統領選の話も薄っぺらいどころか、捻じ曲げてるしね。
オバマ政権批判もいいけど、あのさ、そんなことオバマも言われたら困っちゃうよ?だって、悪いのはあなただもの。って言いたくなる。
きゃっきゃとふざけた軽い話してる分には楽しい子なんだけど…
国のこととか、世界のこと、人種、宗教の話になると…自分の無知さを認めない知ったぶりと根拠のないことを押し通そうとするその姿勢がもうイライラしてしまって…w
はいはいって流すのも疲れるのだ。
本気でぶった切って泣かしてやりたくなってしまうのでwww
別々で歩くことに。
ちなみに私はよく、(日系)アメリカ人かと思ったってよくスペイン人とか他のヨーロッパの英語がネイティヴじゃない人たちに言われるんだけど、
英語を普通に話してるから、そう言われてるって信じたいけどw、アメリカ人っぽいって決して褒め言葉ではないようなwww
イギリス人かと思った、の方がなんだか品があるような気がしませんか??
私、イギリス育ちなんだけどなぁ…苦笑。
イギリスに住んでたよって言うと、あーなるほど、だからアクセントが!と言われる。
私、混ざってるので。ブリティッシュとアメリカンが。(昔の彼氏がアメリカ人だったし、先生や友達も日本だとみんなアメリカ人だから)
イギリス人と話してるとイギリス英語だし、アメリカ人と話すとアメリカ英語。アメリカ人が多いカミーノだと必然的にアメリカ英語を話してることが多い。
でも、あんまりアメリカ好きじゃないw西海岸ならなんとか住める気がするけどw
昨晩は各国の歌を歌って楽しかったなぁ♪
私は上を向いて歩こうを歌いましたw
プレイヤーがこれしか日本の曲を知らないというので、人生ではじめて歌ったw
あとはみんなでamazing grace、 let it be 、country road を合唱。
上を向いて歩こうはかなり古いから、簡単な曲だと「世界に一つだけの花」が日本人はみんな知ってていい曲だよとリクエストしといた。
さてさて、今日ついに、マメができましたwww
想像以上に、辛くて
後半泣きながら歩いてましたw
ワインの泉でワインをペットボトルに汲んでいたので
なんとかワインの酔いで誤魔化しながら歩くwww
蛇口捻ると、ワインが出てくるって、天国ですよね?w
無料で設置してるからすごい!!1ユーロでいいから取ればいいのに!もしくはドネーションにするとか。
観光名所になるメリットはあるにしろ、農家の人の心意気に感動する。
途中、イタリアンのパウロに声をかけられたけど、
ちらっと顔みて、あ!イケメンってテンションはあがったけど
正直ちょっと色々話したかったけど、
足の痛みでそれどころじゃないwww
街はまだですか?と泣きながら歩いて歩いて歩いて…
25km歩いて、やっと着く。
やってらんないwww
あー、もう…つらたん。
お昼は自分でごはんを作ってみる。
オリーブ美味しい!!
ちなみにこれ2人分で、野菜もパンも全部丸々買っていて、飲み物混みで、700円してないw物価安すぎw
あー。明日も歩くのかぁ…
ちょっと気が重い。
彼氏に会いたい。
お蕎麦食べたい。
8日目にしてちょっと歩くのに疲れ&飽きてきた、たまねぎです。
Camino day 7
Lorca to Estella
朝みんながガサゴソうるさいから目が覚める。
5時。うん、約束は6時半起きの7時出。まだ寝れる。
次起きたら7時過ぎ。出発の頃にはうちら以外に誰もいないwww
宿出たの8時。
ぐだぐだすぎる。
2人で誓う。明日こそはwww
今日は12kmしか歩かない予定だったのでまぁいいんだけど、明日はまた山を越えるので、早目に置きなくてわ。。
実は元カレにもらった、カルティエの指輪を着けてきてたんだけど、
昨日気付いたら無くしてしまっていた。
お昼にはあったんだけどな。たぶん、宿のどこか…かな。
私は滅多に物をなくさないし、指輪はサイズぴったりで、外したわけでもないのに…なんだか不思議な気分だった。
まるで何かに取られちゃったのかな?って感じ。
別に、いいんだけど…ね。
15万…www
ちょっと悲しい。紛失だから保険降りないしなぁ。ぷりぷり。まぁ降りたとこで同じの買うわけでもないけども。
ちょっと切ない。
この旅には持ってきてないけど、ネックレスとセットアップなんだよね。
カルティエのトリニティなのだ。
あぁ…すごく気に入ってたのに。
彼氏から借りてきたモンブランは健在です。
これで毎日日記書いたり、彼に手紙書いたりしてる。
今まであの指輪が勝手に外れることなんてなかったのにな。カミーノで痩せたのかな?
彼氏に指輪買ってもらお。。もうカルティエは嫌だからw、なにがいいかな。
ブルガリとかティファニーとか…ううん…でもやっぱりカルティエが一番好きだなぁ。トリニティ大好きだったなぁ。
元カレのことも、大好きだったなぁ。
もう忘れろってことね。
未練たらしく、指輪なんて着けてちゃきっとダメなのね。
左手人差し指の、日焼けがせつない。
今日ちょっと歩きながら、泣いちゃった。
Estella に着いてからはケリーと市場へ出向って、焼き立てのバケットにパンとチーズを買いーの
フルーツを漁り…さくらんぼを1kg買うwww
こんなにいらないんだけどwww
アプリコットも買うwww
Estella最高。すべてが美味しくて安い。
ハカッチャみたいな名前の飲み物が美味だった。
そして市場で気付いたけど、私のスペイン語ひどすぎるwww
勉強時間足りなかった…バルセロナ着いたらきちんと習おう。
焼き立てふわふわなバケットかじりながら、フルーツやオリーブ試食しまくって、なんなのここは天国ですか?
今日もまたライアンに会えなかった…しょげ。
明日こそはケリーと早起きして、山越えする!!
今一番食べたいもの…お寿司。お寿司食べたい。醤油なめたいw
たまねぎでした。
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Camino day 6
Muruzabal to Lorca
バイヨンヌでアミーゴになったケリーに宿で再開して、飛び跳ねて喜んだ。
今日は2人で歩く。
ゆっくりね。話したいことたくさんあるから。
もう適当なとこで歩くのやめよ?
足痛いしさ?
もう今日は楽しよ?って言いながら、なんだかんだ20km歩いてしまったから怖い。
だって泊まれるとこ、なかったんだもんw
出発したのは10時前。スーパーゆっくり。
なのに、出発して間も無くしてカフェでゆっくりお茶して、ケーキを食べ…
昼過ぎにまたサンドイッチを頬張るwww
結果…太陽が一番高いときに、灼熱スペインを歩くはめに。アホである。
これ、道なの?狭くない?ねぇ?
やってらんなくて、頭から水をかぶる。
水ないと死んじゃう。
明日こそ、朝早く起きて歩くんだから!!
そして神様、私の愛しのライアンはどこ??
もはや彼氏に会えないことよりも、ライアンに会えない方が寂しく感じてるよ?w
ほら、彼氏にこっちで会うのは不可能だけど、
ライアンには会えるからwあの眩しい笑顔で私に笑いかけて…
ハグしに突進するので…w
いい感じで日焼けしてきた♪もっとダークになりたい。
今一番食べたいものは、カレーライス。たまねぎでした。
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Camino day 5
Pamplona to Muruzabal
朝起きたの9時過ぎ。
宿を後にしたのが10時半。
巡礼者にしては驚異的なノロさ。
だって…眠いんだもの。。
いいの。笑われたって、今日こそは遠くまで行く気ないから。
のろのろとパンプローナの街を行く。
ちなみに街観光は一切していないw
興味のない街の散策とか時間と体力の無駄。
見てもたぶん、ふ〜んで終わる私はこの日も⬅︎やじるしを探しててけてけ歩くのみ。
あ、可愛い。ほしい。
牛追い祭りのドームみたいなとこ見に行こうよ〜とか言われても、そもそも牛追い祭りに興味ないっていうね。
角にある肉屋さんのイベリコ豚サンドイッチが美味と聞いたら、飛んでいくけどね?
まぁ、こんな感じでノロノロ歩いてたら、これまたスーパーマイペースなカミーノ中のイタリア人に君かわうぃーねって声かけられて、
全身で求愛するかのように声かけられて、決して悪い気はせずwww
昨日はずっと一人だったし、もう一人隣にいたフランス人と3人で歩くことに。
とにかく彼らと「じぇまるおぴえー」と叫んだ日だった。
耳で聞いてるだけなので、綴りさえも定かではないこの言葉。
イタリアンのパスカルが、ものすごい声量で「ジェマールオピエー♪」とオペラばりに歌っていたので、
愛の歌でも歌っているのかと思い、相方のフレンチ、アレックスに「ジェマールオピエって何て意味?」って聞いたら、吹き出してしまった。
「マジで足痛い」www
日本語では何て言うの?って聞かれたから「アシイタイだよ」って教えたら
「アシイタイアイアイ…ジェマールオピエーーーーーイ♪アシイタイァィ…ジェマルオピエェェ…♪」
みんなで合唱。
「ほんと今日暑いよね?じぇまるおぴえ」
「あれカフェかな?じぇまるおぴえ」
「(道標の)矢印なくない?じぇまるおぴえ」
もはや「じぇまるおぴえ」って言いたいだけwww
スペインの陽射しに灼かれながら、木陰さえない道をただひたすらに馬鹿笑いしながら進んだ日でした。
彼らと歩くの楽しすぎて、結局22km歩いてしまったよ。
ただ、喋りまくってたのと、休憩しまくっていたので、
宿に着いたの19時www爆笑。
うちらゆっくりすぎ。みんな14時とかに着いてのんびりしてるのにね。
でも、いい日だった。
じぇまるおぴえ!
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Camino day 4
Zubiri to Pamplona
朝起きて、まず思ったこと。
「ここはどこ?」
一瞬、自分がどこにいるのかわからなかった。
寝袋の寝心地、なかなか良い。
みんなガサゴソと出発の準備を初めてる。まだ暗い、朝6時前。
私はとりあえずトイレいって…、
また寝るwww
今日は数キロ先の町でのんびり過ごしてから、翌日ゆっくりPamplona に行って観光するつもりだったので、
朝皆が7時には出払うところ、8時過ぎにクロワッサンを頬張りながらてけてけ出発。
いやーしんどいよー
矢印わかりにくいよ〜
ドラクエじゃないんだからさ〜
足痛いしー、膝ガクガクだしー、足首なんかぐねぐねだしー。
しんどいよー
休憩多め。
でもなぜか瞬発的スピードだけは凄まじい私は、すぐにわりとゆっくり組に追い付く。
カフェで合流。マッシュルームのトルティーヤと搾りたてのオレンジジュースをご馳走になる。
この旅、いろいろご馳走になりすぎている。でも有難くゴチになってます。
みんな優しい…、とくにイタリア人のメンズ優しい…w
だから、私も年下の子と一緒になったときはコーヒーとかお菓子とか安いものは奢るようにしている。還元しないとね。若さの特権だからw
てくてく歩いてても、チョコ食べる?って差し出されると、即足を止めて頬張ります。
基本、飢えているw
このカフェにて、「たまねぎもPamplona 行くでしょ?向こうで広場集合ね?」と言われても
「いや、今日そこまで無理〜」と言ったとたんに
は?お前何いってんの?今日の道、楽勝じゃん。
は?お前、俺らと二度と会えないかもしれないのにちんたら歩くきか?あん?
と、詰められるw
ここまで言われなきゃいけないのかってくらい責められて、
ありがちな「いけたらいくね」と答えたら、「うわーー。来ないわ、こいつーw」と日本とさして変わらない反応をされる。
「イタリア、スペイン、オランダ、アメリカ、イギリス、フランス、ノルウェー、カナダ、アイルランド…この列強の国に日本は混ざらないのな?」
えwなんか会談か戦争でもするんですか??なんという差…いや、選民思想www
ちょっとそうやって言われると、ジャパンも混ざっておきたいよ?
でもね、足が痛いの…全身筋肉痛なの…膝がまじで…
(ダウントンアビーのマシュー似のアメリカ人、ライアンが通りかかる)
「あ、ライアン❤️おはよー。ライアンも今日はゆっくりだね(声&テンション高め)」
「おはよう!そう、もう足が痛くてさ。僕はゆっくりしか行けないから、休憩せずに先に進むよ。たまねぎも今日はPamplona だよね?」
「あ…う、うん!そう!うん。そう!」
(列強の皆様、口あんぐり。目全開。)
「じゃ、Pamplona でまた会おうね!またあとでね!」
ちょwおまwwwっと総ツッコミをされる。
え、好きなの?と聞かれる。
いや?べつに。彼氏いるし。
じゃあ、なんで?
単にイケメンに弱いだけ⬅︎
俺らを何だと思ってるんだよwwwと罵られたので
いや〜君たちはタイプじゃなくてwwwと笑い飛ばす。
ということで、Pamplona まで歩くことになった。
正直、マジでタクシーに乗ろうかと思った。
途中の町で、もう止まっちゃおうかなって。
足が本当に辛くって、
なんでこんな思いしながら歩かないといけないの?と思った。
ライアンが何さ…友達が何さ…
でも、約束したし…
でも、別に私の人生で必要な人達じゃないし…
でも、もしかしたら二度と会えないかもしれないのか。
みんな、二度と会えないかもしれないからこそ、あえて約束をして、個々で歩いているのか。
きっと私のペースだと、1日空いたら、最後まで会えないかも。
名前しかわからない。
綴りもわからない、聞きなれない名前たち。
下の名前と、国しか知らない、友達。
今日会えなかったら、もう一生会えないかも。
いいの?
ほんとに??
あんなに一緒に笑って話してたのに、まだ連絡先も知らない子たくさんいるよ??
FBのタグ付けもできないよ??
歩くことにした。
もはやサンティアゴとか、巡礼とかというよりも、みんなにただ会いたくて。
ライアンの笑顔が見たくて。
そして、死にそうになりながらPamplona に着く。
干からびながら、綺麗な私営アルベルゲを探す。
公営みたいに安いけど汚くて人数多くてうるさいところに泊まれるテンションじゃない。
元気なときなら全然いいけど。今日は本当に辛いの。もはやホテルとってもいいくらいよ。
そしてプライベート空間を確保できるアルベルゲを発見。公営の3倍の値段でも構わない。ホテルなんかより劇的に安い。
あーつらたん。
あーもう嫌だ。
歩きたくない。
てか、なんで歩いてるの、わたし…
そのとき…
「あ、ライアン…」
「たまねぎー!同じ宿だね!」
なんと…
なななななんと…
同じ宿、同じ部屋?嬉しい…
ありがとう、神様。
でも、このアルベルゲ、ベッドが箱みたいになっていて、カーテンみたいなシャッターが個々に着いてるから…
寝顔が見れないんだが?⬅︎
まぁ、みんなにも会えたしよかった。
明日は絶対20kmも歩かないんだから。
今日は10kmの予定がGPSを確認したら、25kmも歩いちゃってたよ…。
でも、ライアン。あなたがいないと私の歩くモチベーションがw
本当に綺麗な顔だなぁ。
でも、歩きたくない。本当に歩きたくない。
時間に余裕あるんだから、少し楽したい。足痛い。
でも、みんなと逸れたくない。
みんなと同じグループにいたい。
今朝はあんまり深く考えてなかったから、まぁいっかくらいにしか考えてなかった。グループから外れる意味を。
別れたって他に友達ができることくらいわかってる。きっと、私のことだし、それなりに楽しむんだろう。
なんどもそんな経験はしている。
でも、みんなと別れたくない。
新しい出会いよりも、みんなと一緒にいたい。
出会ったばっかりで、別に大してよく知りもしないけど、
Orisson からずっと一緒で
やっぱり巡礼の理由やきっかけを聞かれると我慢できなくて、ちょっと泣いて話す私を優しく包んでくれて
私のためにミサで祈ると言ってくれた皆と
故郷から持ってきたお守りをくれる皆と
そっと肩を抱きしめてくれる皆と
大丈夫だよと言ってくれる皆と
バカ話で笑い転げた皆と
同じ景色を見てきた皆とで
できればゴールしたい。
置いて行かないで、お願い、ねぇお願いって思いながら歩き続けていた。
私は歩くのが速い。多めな休憩時間を少し減らせば、明日もみんなと同じ距離をきっと歩ける。
でも、足が痛い。
皆は待ってくれない。
明日…どうしよう。
立ち止まる勇気が私にはまだない。
だって、皆と歩ける時間は限られているし
足は怪我をしてるわけじゃないし
皆がいいんだよ
新しい友達なんていらないのに
きっと歩けない。
彼らは私にとって必要な人間じゃない。また出会いがある。もう会えないと決まったわけじゃない。
そう言い聞かせても、なぜだか涙がでてくる。
寂しい。悔しい。もっと、歩けたらいいのに。
私の足は今日の無理で20数キロ歩くにはちょっと限界。
きっと今日でもう二度と会えない人が、たくさんいる。
この巡礼って、なんなんだろうか。
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